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編集後記 [2008年10月1日(第93号)]

◎大谷本廟では、十数年前より、春秋彼岸会の前後、明著堂前に花文字を設けてきた。法語は局長選定が通例ということで私に依頼をしてきたが、即刻「兵戈無用」「樹心仏地」と書いたメモを渡すと、職員は一瞬驚きと困惑の様子で尻込みした。

◎私は「これは大経と教行信証の中の御文だが、仏の教えの大地にたつ者は、兵隊や武器など必要としない世界を願う、これを念仏者という」と話し、参考に今日までの法語を見せてもらった。

◎「倶会一処、西方浄土、往生浄土、生安楽国、光明遍照・・・」等とあり、職員の心境も理解でき、「ではこのまま立案、取捨は総局(部署)一任」ということで私も了承した

◎いま本廟の一角から、色鮮やかな花文字が「兵戈無用」の願いを発信している

◎寺院法座への参詣が減少傾向にある今日、各寺院がその対応策を模索し、新たな教化活動を展開している実例も見聞する

◎時代の流れ、それは如何ともし難い大きな力ではあるが、その中でお互い力とアイデアを出し合い、お念仏繁盛への道がないものか、まさに難題です。 (藤岡)

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