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編集後記 [2008年7月1日号(第92号)]

◎今年もまた梅雨の大雨が各地に被害をもたらしましたが、御地は如何でございましたでしょうか

◎6月7日、私は映画「靖国」の京都公開の初日に観に行きました。これまで国会議員の介入や上映中止騒ぎ等々のいわくつきの映画故、右翼の妨害があるのではと、一抹の不安を抱いていましたが、平穏な状態で観終えることができました

◎小泉元首相の参拝はじめ、戦中にタイムスリップしたかの感を抱かせる「靖国」推進派の主張も十分盛り込まれ、一方、合祀取り下げを求める菅原氏等の主張や、「靖国」反対の活動、戦時中の残虐写真も映し出され、李監督の靖国神社に対する判断は、あくまで観客に委ねるという徹底した姿勢が感じられました

◎私は、菅原氏の発言シーンには思わず相槌の声を出したい思いで最後まで釘付けにされました。ともかく「靖国」に対する種々の生々しいシーンを突きつけられ、改めて、「真宗者にとって?」という視点や、その議論の場を提供してくれる作品であると思います。熊本では8月23日より、DENKIKANで上映の予定だそうです

◎甲斐利雄氏は、教職員OBです。一般的に、現職時代には平和問題への取り組みをしても、退職を機会に一切手を引くという方も多いようですが、氏は相変わらず、黙々と非戦平和への願いを実践しておられます

◎この「一途」なお姿に、私はかの維摩居士の身業説法を重ね合わせることです。そして思うのです。このような方の日頃のご活動があってこそ、日本の右傾化に歯止めがかかっているのだと・・

◎吉水氏は、ご住職亡きあと、永年、住職と坊守の二役を勤め、最近新発意と住職を交代されました。その後、ホッとされたのか、体調を崩されていましたが、入院生活での法味随想をご寄稿いただきました

◎時節柄、ご法体ご自愛下さいませ。(崇信)

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