SSブログ

随行長総務様への便り   禿 浩道 [2009年4月1日(第95号)]

 この度はご巡回とご巡拝の随行長総務として新門様ご夫妻への気配りをなさりつつお勤めをこなされました事、宗門人の一人として有難く感じました。

 さてこの行事を通して大法要円成への感を盛り上げ醸し出す事は勿論ですが、他方の目的は新門様がこれから背負う宗門の地方の現状を把握し認識する事も込めての巡拝の旅でありましょう。正確な認識をお持ち頂いて的確な将来への指針を御門主に成られました時にお示し頂けるようにする大事な巡拝の旅であるかと存じます。それにつき熊本独自の課題につきお知らせ申し上げます。

 半世紀前この熊本別院設立強行に際し、集団離脱が起こりました。離脱した寺院も多くは教学に励んでおられますが、中にはある一寺院がその後祈祷寺院に成り下がっています。大谷に流れる法水が離脱によりその寺までは流れ込まなくなったからである事はあきらかです。水田に水が流れ込まなくなれば荒れ田に為るのは必然で同様に法田も半世紀の間にそういう状況になっている事は同朋教団にとって憂憂しき事態であります。離脱させた側も離脱した側も親鸞聖人により一味の安心を頂いた同朋なのであり、大法要の円成とは熊本に於いては半世紀前に前回の大法要記念事業で別院設立に際して稚拙な手順(民主的手順を踏まなかった)の故に離脱寺院をはじき出して造った宗門の傷を治し元通りに同朋教団の懐にはじき出されている寺院を抱きいれ法水を流し込み美しい法田の回復を図る事が親鸞聖人への報恩となりこれが熊本での大きな法要円成と成るでありましょう。それにつき傷を治す暖かい手当てを宗門としても用意頂き熊本教区でも治癒に向けてのリハビリに精出すよう叱咤激励下されば有り難いと存じます。祈祷寺院にまで成り下がった所を治癒させるには相当のリハビリが必要でしょうが、本願力は一足飛びに治癒せしめる力がある事に希望の明かりは残っており感謝しつつお知らせ申し上げます。      称 名

参 考   
離脱が起こる前熊本教区寺院数
五百二十一カ寺
熊本教区寺院数(本年)
四百六十九カ寺


「つくる会」分裂と歴史偽造の深層―正念場の歴史教科書問題

「つくる会」分裂と歴史偽造の深層―正念場の歴史教科書問題

  • 作者: 俵 義文
  • 出版社/メーカー: 花伝社
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: 単行本



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。