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編集後記 [1998年7月1日(52号)]

〇しっかりした史料がなければ、50年余の時間の経過は、事実を過去という闇へ仕舞い込んでいくようです。

 古井師の原稿に目を通してそのことを痛感し、早速文中の石松師の自坊と思われる福岡教区・栄法寺様へ電話をしてみた。「貞雲は拙寺の先住ですが、昭和17年に亡くなっております。」との返事になおその感を深くしました。

 ただ「父の存命中、工藤義修先生にお付き合いただいておりました。」との坊守様の声に、唯一人の生き証人がおられた、今お聞きしておかなくては全て忘却の彼方へ・・、と痛感したことです。

 今日その地に伝道の拠点が存続していれば・・、無念の思いと先人の熱い願いが偲ばれます。


○今日本は、日米新ガイドラインに実効性を持たせるための新ガイドライン関連法案の成立を目指しています,まさに右翼化の只中。また青少年非行の深刻化、経済不況等々、―難問山積の状況です。なのにこのワールドカップ・サッカーの熱狂振りはどうでしょう。そんなこと問題じゃないという勢いです。

 「大衆にはパンとサーカスを与えておけばいい」と昔の人が言ったそうですが、まさにその通り。

 また、これは今日のわが宗門にも言えそうな気がしますが・・。

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