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出遇い 生かされて  宮本智子 [2012年1月1日(第106号)]

お念仏との出会いは条件や立場の違いで人の数だけ出会いの数もあることでしょう。

私の場合はお念仏の意味もわからない幼い頃のことで祖母に連れられてのお寺参りだったと記憶しています。

成長期に祖母は亡くなり、お参りのご縁も遠くになってしまいました。

結婚し、家事、育児にと追われた日々を暮らしている時、姑に「私にかわってお寺さんに参って」と声をかけられ、体調不良の姑と交替し所属寺法要にお参りしたのがご縁でした。四十代後半の頃でした。

子どもの頃、祖母の口癖だった「アナタは一人じゃなかよ。ナマンダブと一緒」と、いじめられっ子だった私を励ますように言っておりました。

「南无阿弥陀仏」とは何のことやら?どのような意味があるのか、この年になっても全く解りませんでした。

そこで私は門徒有志五、六人に呼びかけ、寺において月一回、年間十回御住職を講師に願って三年間ほど『正信念仏偈』の勉強会を開いていただきました。お忙しい御住職には大変ご迷惑をおかけしました。感謝致しております。

その間も常例会、法座等の聴聞は重ねておりました。

学ぶにつけ、浄土真宗のみ教えの奥深く広大なることに気付き、系統立てて学びたくて中央仏教学院通信課程を受講し修了することができました。

阿弥陀仏の大慈悲心、親鸞聖人のご恩を思い、お念仏申すことのできる身にと育てていただき、ありがたく、人間として、生かされていることの大切さを知らされました。これを私自身の喜びだけに留まることなく、また、私自身の都合で誤った解釈をすることなく、み教えに照らされた、今後に続くように連続研修会・常例法座、季節ごとの法座等聴聞を重ねて参りました。門徒推進員に、ビハーラ実践活動に、また非戦・平和を願う真宗者の会の会員として、街頭でのパンフレット配布のお手伝いに体力の許す限りお手伝させていただいております。

阿弥陀仏に見守られ感謝の思いで参加させていただけますことを…。合 掌
釈顕真(熊本西組・成満寺門徒)



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