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編集後記 [2003年1月1日号(第70号)]

◎連日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による拉致問題に報道が偏るあまり、かってわが国が行った「強制連行」や「従軍慰安婦」等の問題は、その過酷な状況や何十万人とも言われる人への加害の過去は消え失せたかの如き今日の世論である。

◎五十年以上も過去のことだと葬り去るでもなく、また単なる自虐史観でもなく、「連れ去られた人の痛み」が、身近に感じられる今日こそ、人間の対立の残酷さを深く噛みしめ、今後の糧とすべきであると思う。

◎拉致問題報道の最中、インターネットで札幌別院朝鮮人遺骨問題を知った。まさに身近に警鐘が打ち鳴らされている感がしてならない。

◎自らの実行を通して真宗者への提言を続けておられる殿平師に、地元の問題として原稿をいただいた。

◎「こだま」は70号を数えることになった。

◎15号までは全て小山一行氏の手書きの「こだま」であった。「18年もよく続いたものだ」と言われるが、そう簡単に止めることのできない問題を抱いて出発し、その思いが今も継続しているというべきであろうか。

◎それにしても皆様のご援助の賜です。今後もまたご支援ご教導を宜しくお願い申し上げます。
(崇信)


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