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編集後記 [2011年1月1日(第102号)]

◎12月20日、念仏者九条の会全国集会に参加し、津田塾大学准教授 萱野稔人さんの講演を聞かせていただいた。

◎小泉改革がもたらした雇用形態の変容は若年層を経済的に追い詰めただけではなく、これまで多くの人が「仕事」によって得ていたであろう自身の存在意義の確立も阻む結果となってしまった。

◎この存在意義喪失の世代を魅了たがナショナリズムであり、彼らはここを根拠に自己のアイデンティティを確立しようとしたのである。これが社会全体が右傾化している一因なのである。

◎宗教はナショナリズムに変わるアイデンティティ構築の根拠と成り得るはずである。しかし残念ながら我々は彼らに届く言葉を持ち得ていない。これは教団全体としても僧侶個人としても課題なのではなかろうか。(崇史)


「生きづらさ」について (光文社新書)

「生きづらさ」について (光文社新書)

  • 作者: 萱野稔人
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2008/07/17
  • メディア: 新書



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