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編集後記 [2012年4月1日(第107号)]

◇今年の三月十一日は東日本大震災や福島原発事故から一周年でした。新聞に「もう一年か、まだ一年か」という言葉がありました。遠く離れた熊本にいても、「まだ」と思うことがあり、「もう」と思うことがあります。
◇宗門では、親鸞聖人七五〇回大遠忌法要が終わり、四月からは宗法改正で新しい制度が始まります。教団の現状に対しても「もう」と「まだ」と思うことがあります。

◇何か新しいことを生み出すには、「ひとを動かすことば」が必要だとある人が言っています。それはだれでも理解できるように、わかりやすく、はっきりとイメージできることばです。教団にそんなことばがあるのでしょうか。「御同朋の社会をめざす運動」にはそんな力はないでしょう。私たちを動かすことばをまず見つけなければと思うのです。

◇教団には、人材がいないのではありません。問題意識がなく、やる気もないのではありません。動く方向や、どう動いていいのかわからないだけでしょう。すばらしい親鸞聖人の教えがありながら、行動もことばも現代に通用しなくなっています。しかし、教えを甦らせるのは、私たちがどう動くかにかかっています。教えをもとにした動くきっかけになることばが求められています。
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