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編集後記 [2014年1月1日号(第114号)]

◇三原さんの原稿はご寄稿。教区内には仏教讃歌のコーラスは多々あれど、子どもたちのコーラスは珍しいのではなかろうか。その結成過程も興味深い。しかも(原稿にはないが)、七周年記念コンサート時には、その子どもたちによる「親鸞」というタイトルの劇まで行っている。キッズサンガの取り組みの現状は詳しく把握していないが、これはそのモデルの一つのように思われる。今後の活躍に注目したい。

◇外海さんの原稿はご投稿。主に「差別問題にどう関わってきたのか?」、「御同朋の社会を目指すにおいて、何が欠如していたのか?」という問いを中心に、これまでの教団の運動に対する氏の批判的問題意識が見て取れる。しかし実践運動はともかくとして、氏の「基幹運動」の評価については、編集局内でも意見の分かれた所である。

◇個人的に一例を挙げれば、「御同朋の教学」を生み出し得なかった原因は、果たして「基幹運動」それ自身に帰せられるのかどうか、という事。「御同朋の教学」を考える時、それは必然的に伝統的な信心理解を見直さずにはおかない。例えば「信心の社会性」という問題提起は、まさにそのような性格を有していたのであり、そこに「御同朋の教学」を開いていく大きなチャンスがあったはずである。しかし、それを単に「基幹運動内の問い」に終わらせてしまった本当の原因とは何だったのか?それを阻んだ大きな要因とは何だったのだろうか?

◇そのような意味として、改めて今これまでの教団の運動を検証しようとする氏の提起は、確かに重要である。その成果と課題を自らの責任において語れ、との問いかけと受け止めたい。諸氏のご意見を頂ければ幸甚である。

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